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by goeurope

オランダ・アーカイブス

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オランダ政府観光局


「エルミタージュ・アムステルダム」がグランドオープン

エルミタージュ・アムステルダムは、ロシアのサンクト・ペテルスブルグの「エルミタージュ美術館」の膨大なコレクションの中から、現地で展示しきれない貴重な作品をテーマごとに選び、企画展として展示しています。ヨーロッパにおけるエルミタージュ美術館のサテライト(別館)としてオープンしました。

第1段階として、2004年から2009年1月まで一般公開しておりましたが、このほど、美術館のメインなる旧養護院アムステルホフの改装工事が完了し、第2段階として今年6月20日、従来の約10倍となるスペース(9925平方メートル)でグランドオープンします。

グランドオープンを記念した特別展は『ロシアの宮廷展』。皇帝(ツァーリ)を頂点とする19世紀のロシアの貴族社会から生まれた絢爛豪華な世界を伝える、絵画、衣装、装飾品、家具など1800点を超える品々が展示されます。

また、グランドオープン初日(6月20日)は夜を徹して、翌21日の夜まで31時間連続の開館が予定されています。

ロシア宮廷というと、オランダではピョートル大帝(ピョートル1世)が知られています。1697年と翌1698年、ピョートル大帝は軍事・科学の専門技術の吸収を目的として使節団を結成し、ヨーロッパへ派遣しました。自らも偽名を使って使節団の一員となり(とはいっても周囲の人々は知っていたわけですが)、アムステルダムに4ヶ月半ほど滞在しました。当時の東インド会社の造船所で、造船技術を学びながら、自らも技術者として働いたという逸話が残っています。

【グランドオープン後の企画展の予定】
●「ロシアの宮廷」(2009年6月20日〜2010年1月31日)=19世紀の宮廷の生活
●「モダンアートの原点」(2010年3月6日〜9月)=ブラック、マティス、ピカソ
●「アレクサンダー大王」(2010年秋〜2011年春)=東への道

エルミタージュ美術館 アムステルダム(日本語)

エルミタージュ美術館 アムステルダム 公式サイト(英語・オランダ語)
by goeurope | 2009-06-04 20:02 | オランダ