ポーランド・アーカイブス

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ポーランド政府観光局


木に込められた美しさ 〜マウォポルスカの木材教会群〜

ポーランド南東部、マウォポルスカ地方には、景観の中に見事に溶け込んだ築数百年を数える木造の正教教会やカトリック教会が点在しています。日本と違い石造りの建築が中心のヨーロッパで、木造の教会建築がこれほどの優れた状態のまま保存され、しかも現在に至るまで現役の機能を保ち続けているということはまさに奇跡的です。

f0184241_19362511.jpgそうした教会はかつて、ごく普通の大工たちの手によって建てられたものですが、その木造建築の見事さが評価され、状態のいいものは今ではすっかり高尚な教会建築とされるようになりました。とくに、各教会の内部に施された鮮やかな多採色画が高く評価され、6つの教会がユネスコ世界遺産に登録されています。

教会群のうちで最古のものは、15世紀にモミ材で建てられた「ハチュフ」の教会です。建物全体がこけら板で覆われており、内部では多彩装飾の装飾を見ることができます。

そして、最も貴重な史跡の一つと見なされているのは、「ブリズネ村」の教会です。15世紀末から16世紀初頭に建立されたもので、同じくこけら板で覆われています。内部は、ゴシック様式とルネサンス様式の最古の多彩装飾の一部を見ることができます。

「センコヴァ」の教会は、独特の尖り屋根が目を引きますが、全体が調和のとれたシルエットを描いています。また、「ビナロヴァ」の教会には、非常に貴重な多彩装飾(新約聖書の場面の連作)と14世紀末の木製の聖母像があります。「デンブノ」にある教会は15世紀のもので、その内部には美術、彫刻、工芸の類を見ない作品群が残されています。そのほか、「リプニツァ・ムロヴァナ」の教会では、天井や壁を貴重な多彩装飾が覆っており、ここにもバロック期の絵画や彫刻があります。

これらの木造教会群は互いに離れた場所にあるため、旅行プランは事前によく練る必要があります。クラクフに拠点を置きながら車で巡るのが一番よい方法です。
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by goeurope | 2009-01-05 19:37 | ポーランド