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ANTOR-JAPANの欧州最新記事とアーカイブです。


by goeurope

イタリア・アーカイブス

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イタリア政府観光局


今年はオペラ作曲家プッチーニの生誕150周年

今年で生誕150周年を迎えるオペラ作曲家ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini)の祝賀イベントが、トスカーナ州を中心にプッチーニゆかりの地で開催されています。

まず、トスカーナのトッレ・デル・ラーゴ・プッチーニ(Torre del Lago Puccini)のマッサチュッコリ湖畔の新野外劇場では、新しく劇場1階に開設されたオーディトリアムで「映画でのプッチーニ」展が9月30日まで開かれています。展覧会では、映画の中で使われたプッチーニの音楽を映像と音、ポスターなどを紹介しています。

会場にはプッチーニのオペラが使われた「眺めのいい部屋」、「月の輝く夜に」をはじめとする多くのポスターが展示され、さらに、会場に設置されているパソコンでは、プッチーニのオペラからその音楽が使われていた映画を検索でき、その場面がモニターで閲覧できるようになっています。日本では未公開の作品も多く、プッチーニファン、映画ファンには嬉しい発見の多い楽しい展覧会です。

トッレ・デル・ラーゴ・プッチーニでは、オペラ以外の時期でも、プッチーニの墓もある博物館『ヴィッラ・プッチーニVilla Puccini』を見学したり、プッチーニが愛したマッサチュッコリ湖のミニ・クルーズを楽しんだりすることができます。
・開館時間:月〜日曜の毎日17時〜23時、入場無料

・ホームページ:http://www.puccini2008.it 

また、プッチーニの生誕地ルッカでは、『プッチーニとルッカ展 〜我が故郷の甘い郷愁に浸れば〜』が開かれています。会場はルッカにあるパラッツォ・グイニージで、期間は12月22日まで。

プッチーニはルッカの音楽家の家に生まれましたが、彼が5歳の時に父が亡くなり、22歳でミラノに行くまでルッカの音楽院で学びました。生家近くの教会でオルガン演奏の仕事をするなど、ルッカはプッチーニの町といっても過言ではありません。この大回顧展では、そのプッチーニとルッカの町の強いつながりを展示しています。

イタリア・アーカイブス_f0184241_22455935.jpgまた、ルッカ市内には、生家博物館、プッチーニ像、プッチーニが通ったカフェ、プッチーニが学んだ音楽院、プッチーニがオルガン演奏の仕事をしたサン・ミケーレ・イン・フォロ教会、ジリオ劇場などもあり、展覧会と一緒に、ぜひ巨匠ゆかりの場所を訪ねてみましょう。

・開館時間:9月30日までは毎日10時〜19時、10月1日〜12月22日は月曜休み。火〜金は15時〜19時、土日は10時〜13時と15時〜19時
入場料:6ユーロ
by goeurope | 2008-09-11 21:47 | イタリア